新年は松山に帰省し、親戚回りをして過ごした。
最後に会ってからまだ1年も経たない気がするが、10歳下の従妹がいつの間にか大きくなっていた。
人見知りの癖は相変わらず残っていたけれども、喋り方は大人っぽくなっていた。
あの年頃の子供は知らないうちに見違えるほど成長する。それを実感させられた。
一方、従兄は一昨年生まれた男の子を連れてきていた。
まだ1歳とは思えないほど大きな赤ちゃんだった。
従兄の奥さんが言うには、「とても体が大きいので3歳に間違われるんです」とのことだった。
従兄の子供に会うのは初めてだったが、聞き分けが良く、賢そうな印象を受けた。
従兄は人目もはばからず息子を可愛がっていた。
奥さんはそんな従兄が頼もしく思っているとつぶやいていた。
深い信頼関係が成り立っている夫婦だと感じた。
幼少期から親戚中には反抗的で知られていた従兄だったが、こうして社会人になってみると、従兄連中のなかで一番手堅い生活を送っている。
幼い頃の評価など、あてにならないものだ。
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