ツイッターのアカウントを削除してから早一週間以上が経つ。
日常生活で困ることは特に生じていない。
手持ち無沙汰なときにすぐスマートフォンの画面を見てしまう癖はさらになくなりつつある。
今月はいつもの月に比べ読書もはかどっている。
読めずに積んであった本が少しずつ減っていくのを実感でき、満足している。
今週は所用があって、土日とも大学に来ている。
休日は研究をせずに休養するべきだと自分では理解しているのだが、どうしても月曜日の進捗報告会に出したいデータがあったのだ。
その代わり今週の木曜日は文化の日でお休みになるし、休日はそのときしっかり堪能しよう。
2016年10月30日日曜日
2016年10月23日日曜日
メモ10
卒業研究には相変わらずなかなか結果が出なくて苦しんでいた。
今週は若干の進捗があったが、思えば実験がうまくいくのも三か月ぶりくらいだったかもしれない。
研究は思うように進まないのが普通と割り切っているけれども、失敗続きで気が滅入りそうだったから、今週の進捗は諸手を挙げて喜ばしく感じられた。
まだ先は長いと思っていたが、もう四か月後には卒論発表が近づいている。
あまり悠長に構えているわけにはいかない。
今週は若干の進捗があったが、思えば実験がうまくいくのも三か月ぶりくらいだったかもしれない。
研究は思うように進まないのが普通と割り切っているけれども、失敗続きで気が滅入りそうだったから、今週の進捗は諸手を挙げて喜ばしく感じられた。
まだ先は長いと思っていたが、もう四か月後には卒論発表が近づいている。
あまり悠長に構えているわけにはいかない。
2016年10月16日日曜日
風邪をひく
今週は実験がうまく進まなかった。
実験の進捗が思わしくないばかりか、季節の変わり目で身体を冷やし風邪までひいてしまった。
それで、金曜日はラボを早退し大学の保健センターまで薬を貰いに行こうとした。
ところがいざ保健センターに着いて受付に学生証を出すとスタッフが「今日の診察はもう終わりました」とつれない返事をする。
診察時間はたった5分前に終わってしまったそうである。
風邪で重い体を引きずってわざわざキャンパスの端から端まで歩いてきたというのに。
こちらの落胆が向こうにも通じたのか、スタッフに「近くの内科を紹介しましょうか」と申し訳なさそうな調子で声をかけられたけれども、僕は診察料のかからない保健センターの内科を目当てに来ているわけで、普段の3倍の治療費を風邪のために払うのも癪に思われたからその申し出は丁重に断った。
結局その日は風邪薬を薬局で買いに行くこともせず、僕はさっさと家に帰って寝ることにした。
風邪は寝て治すのが一番だ。一人暮らしでは病気がひどくなっても誰も看病してくれるわけではないし、薬を服用しながらだらだらと動き続け症状を悪化させては元も子もない。
近所の八百屋でネギと白菜を買い、鍋を作った。
僕は大して料理がうまくないけれども、久しぶりに食べる熱い鍋料理は風邪の体を芯から温めてくれた。
研究の忙しさを理由に毎日外食で済ませることが多かったが、よくよく考えてみれば最近外食にも飽きて食欲不振気味だったし、風邪をひきやすい食習慣を招いていたのだろう。
体調を心配してLINEを送ってくれた人とのやり取りもほどほどにし、その日は早めに寝た。
土曜日目が覚めると、喉の痛みは完全に治まっていた。
しっかり食べ、しっかり寝る。
風邪に一番よく効く薬はこれであると、ふたたび実感する週末であった。
実験の進捗が思わしくないばかりか、季節の変わり目で身体を冷やし風邪までひいてしまった。
それで、金曜日はラボを早退し大学の保健センターまで薬を貰いに行こうとした。
ところがいざ保健センターに着いて受付に学生証を出すとスタッフが「今日の診察はもう終わりました」とつれない返事をする。
診察時間はたった5分前に終わってしまったそうである。
風邪で重い体を引きずってわざわざキャンパスの端から端まで歩いてきたというのに。
こちらの落胆が向こうにも通じたのか、スタッフに「近くの内科を紹介しましょうか」と申し訳なさそうな調子で声をかけられたけれども、僕は診察料のかからない保健センターの内科を目当てに来ているわけで、普段の3倍の治療費を風邪のために払うのも癪に思われたからその申し出は丁重に断った。
結局その日は風邪薬を薬局で買いに行くこともせず、僕はさっさと家に帰って寝ることにした。
風邪は寝て治すのが一番だ。一人暮らしでは病気がひどくなっても誰も看病してくれるわけではないし、薬を服用しながらだらだらと動き続け症状を悪化させては元も子もない。
近所の八百屋でネギと白菜を買い、鍋を作った。
僕は大して料理がうまくないけれども、久しぶりに食べる熱い鍋料理は風邪の体を芯から温めてくれた。
研究の忙しさを理由に毎日外食で済ませることが多かったが、よくよく考えてみれば最近外食にも飽きて食欲不振気味だったし、風邪をひきやすい食習慣を招いていたのだろう。
体調を心配してLINEを送ってくれた人とのやり取りもほどほどにし、その日は早めに寝た。
土曜日目が覚めると、喉の痛みは完全に治まっていた。
しっかり食べ、しっかり寝る。
風邪に一番よく効く薬はこれであると、ふたたび実感する週末であった。
2016年10月9日日曜日
Sauvage先生について
今週の水曜日、ノーベル化学賞がSauvage・Feringa・Stoddartの三氏に与えられた。
研究室に配属されて以降この三氏の名前を耳にすることがしばしばあったし、今年のノーベル化学賞の受賞内容について僕はとても好奇心を駆り立てられた。
今年の五月にSauvage先生は東京大学にいらっしゃって分子機械に関する講演をされていた。
実はそのとき、僕も研究室のメンバーたちに交じりSauvage先生の講演を拝聴していた。
かつて超分子化学に関する授業を履修したのでカテナン合成について若干知識はあったが、その分野の大家であるSauvage先生の口から放たれると、同じ内容でもとりわけ興味深く感じられたものだった。
僕は研究室の写真係を任されているから、講演後Sauvage先生の写真をお撮りした。
僕がつたない英語で出す細かい指示に対し、先生はその都度丁寧に応じてくださったのをよく記憶している。(講師の先生が「彼は弊研究室の公式フォトグラファーなんですよ」と、写真を撮るあいだ何度もSauvage先生に対し話しかけていたことも功を奏した……のかもしれない)
そのとき撮った写真は、研究室の教授から無事Sauvage先生のもとへ送られたと聞いている。
ノーベル化学賞の発表翌日に研究室で教授にお会いしたとき、「Sauvage先生にお祝いメッセージを送りたいので、研究室のみんなが入った写真を撮ってくれないか」とお願いがあった。
早速その週のミーティング後、僕は三脚に一眼レフを取り付け、先生はカテナンをモチーフにしたお祝いスライドをスクリーンに映し、研究室総出でSauvage先生を祝う写真を用意したのだった。
カテナンのように腕の輪でインターロックした研究室メンバーの写真も、再び教授からSauvage先生のもとへ送られたそうである。
研究室に配属されて以降この三氏の名前を耳にすることがしばしばあったし、今年のノーベル化学賞の受賞内容について僕はとても好奇心を駆り立てられた。
今年の五月にSauvage先生は東京大学にいらっしゃって分子機械に関する講演をされていた。
実はそのとき、僕も研究室のメンバーたちに交じりSauvage先生の講演を拝聴していた。
かつて超分子化学に関する授業を履修したのでカテナン合成について若干知識はあったが、その分野の大家であるSauvage先生の口から放たれると、同じ内容でもとりわけ興味深く感じられたものだった。
僕は研究室の写真係を任されているから、講演後Sauvage先生の写真をお撮りした。
僕がつたない英語で出す細かい指示に対し、先生はその都度丁寧に応じてくださったのをよく記憶している。(講師の先生が「彼は弊研究室の公式フォトグラファーなんですよ」と、写真を撮るあいだ何度もSauvage先生に対し話しかけていたことも功を奏した……のかもしれない)
そのとき撮った写真は、研究室の教授から無事Sauvage先生のもとへ送られたと聞いている。
ノーベル化学賞の発表翌日に研究室で教授にお会いしたとき、「Sauvage先生にお祝いメッセージを送りたいので、研究室のみんなが入った写真を撮ってくれないか」とお願いがあった。
早速その週のミーティング後、僕は三脚に一眼レフを取り付け、先生はカテナンをモチーフにしたお祝いスライドをスクリーンに映し、研究室総出でSauvage先生を祝う写真を用意したのだった。
カテナンのように腕の輪でインターロックした研究室メンバーの写真も、再び教授からSauvage先生のもとへ送られたそうである。
2016年10月2日日曜日
酒を飲む
今日は池袋に行き、友人と真昼間から酒を飲んでいた。
院試に合格したはいいが、もうじき卒論を書かねばならない、その卒業研究は思い通りに進むものではない、主にそのような悩みを友人と交わしていた。
彼も院試に合格し、無事第一希望の研究室への配属を勝ち取ったようだったが、それに至るまでの道のりは精神的に苦しいものだったと語っていた。
大学院生になることへのぼんやりとした不安、うすうす見えつつある自分の限界等、感情を共有できる友人を持っていることは幸いだと感じる。
院試に合格したはいいが、もうじき卒論を書かねばならない、その卒業研究は思い通りに進むものではない、主にそのような悩みを友人と交わしていた。
彼も院試に合格し、無事第一希望の研究室への配属を勝ち取ったようだったが、それに至るまでの道のりは精神的に苦しいものだったと語っていた。
大学院生になることへのぼんやりとした不安、うすうす見えつつある自分の限界等、感情を共有できる友人を持っていることは幸いだと感じる。
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