これらのほとんどは友人が教えてくれたものである。
素敵な飲み屋を紹介してくれた友人たちに感謝する。
- ふぶき(上野・御徒町)
御徒町に位置する立ち飲み居酒屋。ここは海鮮料理が安価に美味しく食べられることでよく知られている。テレビ番組で何度か紹介されたこともあるそうだ。
実際僕が友人Aと初めて来店したとき、まだ17時だというのに満席だった。5分ほど店の外で待っていると店員から「お入りください」と声がかかり、店内に2組しかないテーブル席のひとつに案内された。狭い座席だったが、立ち飲みにくらべ落ち着いた環境で友人と歓談できたのはラッキーだったといえる。メニューの料理を見るとどれも相場に比べ安価だった。刺身、ホタテバター、カキフライ等々、食欲の赴くままにあらゆる海鮮料理を注文をした。2時間制が終わるころにはお腹も一杯になり、お酒もあいまって良い気分になっていた。それほど頼んだにも関わらず勘定は二人で5000円を超えなかったと記憶している。
先日あるおじさんにこのお店を紹介したところ、酒好きな彼はその日のうちにここを訪れていた。瀬戸内の生まれの彼曰く「ぼくの地元の魚介に比べたら味は劣るけど、東京でこんなにも安く魚介が食べられる店があるとは知らなかったよ。魚が食べたい気分になったらまた行こうと思う」だそうである。彼が来店したときも店外に行列が出来ていたそうであるから、ここを訪れるなら少人数で行くか、早い時間を狙うことをオススメする。
- バル・デ・リコ(池袋サンシャイン通り)
池袋の大学に通う友人Bが教えてくれたスペイン料理の居酒屋だ。おそらく僕が最も好んで行っている店だと思う。僕はここの生ハム盛り合わせとパエリアが大好きである。アヒージョを頼むならバケットは忘れないようにしたい。「本日のオススメ料理」ではその時点で旬の食材を使った料理が安い値段で提供されている。先月訪れたときは愛媛県産ハマチを取り入れたカルパッチョを味わった。
池袋サンシャイン通りという好立地にしては広い店内だし分煙もしっかりされているから、タバコの苦手な人でも安心して訪れられる。早めに予約をすると、落ち着いた端っこのテーブルに案内してくれるのもプラスポイントだ。少人数で会話と食事を楽しむという目的では、ここはいつも安心して利用できる店だ。
姉妹店として池袋駅前店・エアライズ店もあるので、万が一満席だったらこちらもトライしてほしい。
- 石窯バル GaBURi(道玄坂)
渋谷道頓堀劇場(ストリップ劇場)横の路地に入りしばらく進むと、道玄坂エリアに位置するとは思えないほど閑静な場所にこの居酒屋がある。1枚500円というリーズナブルな価格で焼き立てピザを頬張ることができる。僕は特製ピザ『下町スペシャル』(お好み焼きとピザを融合したような、不思議なピザだ)がお気に入りだ。
座席はビール樽でできたテーブル席とカウンター席がメインだが、奥には6人ほどが座れる半個室スペースも用意されている。ただし奥のスペースは1組しか利用できないので、大人数で訪れるなら事前に空席状況を確認しておく必要があるだろう。
先輩Cと初めてここを訪れたときこの店の名前は『VOCO 凹 shibu』だったのだが、2015年春ごろに店名が現在のものへと改称され、メニューも以前のイタリアンバル的なものから和風寄りの傾向に変わった。とはいえ店内にどっしりと構える石窯は健在なので、以前同様安価な焼きたてピザを楽しむことができる。渋谷・道玄坂エリアの隠れ家として僕はこの店を重宝している。
- ワイのすけ(新橋)
ここはとある中小企業の社長Dさんが教えてくれた新橋の飲み屋だ。ワインがとても安いお店で、食事も含めたコストパフォーマンスは抜群に素晴らしい。新橋という立地上メインの客層は社会人だが、値段を考えれば大学生にも十分オススメできるお店だ。騒がしい大学生まみれの居酒屋を訪れたあとでここに来ると清々する。
- ビストロ・アリゴ(神保町)
ここも先ほどの友人Aが教えてくれた居酒屋だ。この居酒屋の特徴は何といってもその内装で、昔の日本家屋をそのまま利用している。昔ながらの吊り下げ電球に照らされた階段を上ると、店員にちゃぶ台まで案内される。そして座布団に座って食事をとる。雰囲気はまるで小学生の頃よく訪れた母の実家のようだ。
その日本風インテリアに反して、ここはフレンチ居酒屋である。電球に照らされた畳の部屋で、ワインと一緒にスペアリブを味わう…味覚だけでなく、レトロで少し不思議な感覚も楽しめる。
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