今日は長野の写真を紹介したい。
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長野・善光寺の手水舎 |
長野だけあって、晴れていてもこの日の最高気温は2℃だった。愛媛出身の僕には応える寒さだ。
そういえば今年はまだ初詣すらしていなかった。期せずして今年の初詣が善光寺となったわけである。若干出遅れたが、幸先の良い一年となるよう祈って、お参りを済ませた。
サークルのメンバーと善光寺を見物していた際、興味深い石を見つけた。
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善光寺の百度石 |
後で調べてみると、これは「百度石」と呼ばれるものらしく、実際に御百度参りのツールとして使われているようだった。輪が10本、棒が2本揃っているから102=100までの数を計算することができる。4組あるから、4人まで同時に御百度参りの回数を計算できる。インターネットで画像検索する限りほとんどの百度石が一人用だから、この百度石は珍しいタイプと考えられる。「牛に引かれて善光寺参り」という諺があるくらい有名で霊験あらたかな寺だから、御百度参りをする人も多いのだろう。
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善光寺の境内にいた猫 |
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松本城 |
夕方、松本城を訪れた。この城は全国で12箇所しか残っていない現存天守閣を持つ城の一つで、国宝に指定されている。城内には市内のコレクターが寄贈した火縄銃も展示されており、見ごたえは十分だった。
僕は松山出身だから、城を訪れる際どうしても松山城と比較する癖がある。松山城も現存天守閣に分類され、国の重要文化財に指定されている。松山城の天守閣は三階建てで大きいほうではあったが、松本城の5階建てにはスケールで劣る。久しぶりに「松山城よりも重厚感を兼ね備えた城」を見られたと感じた。
来週帰省するから、改めて松山城を見て、比較したい気になった。
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奈良井宿 |
奈良井宿は中山道で最も栄えていた宿場町のひとつで、今でも重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)として、当時の街並みが多く保存されている。
この日は朝食をとっていなかったこともあって、軒先から漂う、この地方名物の五平餅の香ばしい匂いに誘われて、ごまだれで味付けされた五平餅を食べた。コメの粒状感が残っていて、まるでとても柔らかいおにぎりを食べているようだった。串にかぶりつきながら、おいしくいただいた。
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鎮神社の手水舎 |
手水舎を見てみると、なるほど面白い。長野の厳しい寒さにさらされ、枯葉と柄杓が氷の中に凍っている。このときの気温は氷点下だったから、融ける気配は全くなく、氷を叩いても鈍い音が響くだけだった。
そののち、南木曽からバスを乗り継いで妻籠宿へ。ここは日本で最初に重伝建に指定された、街並み保存のパイオニアとも言える地だ。いくら歩いても見尽くせないほど、とても大規模な重伝建だった。実際、全国の重伝建面積の約3分の1は妻籠宿が占めている。
妻籠宿を見終わった後は、馬籠宿、中津川を経由して、恵那にてサークルメンバーを見送った。そのまま中央本線で名古屋まで通り抜け、僕の長野旅行は終了した。
長野にいる間は毎食そばを食べていたような気がする。名古屋に着いてようやくラーメンと串カツを食べながら、「今度は夏に安曇野でそばを食べたいなぁ…」と考えていた。院試が終わったら、自分に慰労の意を込めて、避暑がてら軽井沢に行くのも良いかもしれないね。
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妻籠宿 |
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