2016年1月3日日曜日

新年の抱負

2016年最初の投稿は今年の抱負を述べたいと思う。

それは、学業の充実である。
僕の所属している学科では4月から研究室に配属される。2年後期から始まった専門課程がようやく次の段階に移行するわけで、研究生活に新天地としての期待を寄せている一方、自分に研究者としての適性がどれほどあるか不安を感じている。そしてどの研究室で過ごすことが一番自分を利するか、について先月は何十回か考えた。

先日配属を希望している研究室の一つを見学した際、助教授が次のようにおっしゃっていた。
「研究室選びは、確かに将来を決定する。けれども君たち学部生の判断では、本当に自分の才能に合った研究室を選べないだろう。だから私は研究内容よりも、そこにいる人間を重視することをお勧めする。まだ学部生だからそれでいい。教授は普段会わないから、自分と関わりが深くなるであろう助教や大学院生を観察してみることだ。彼らとの相性がよさそうなところを選びなさい」
研究室見学をいくつか経験した(本当に「研究室を見ただけ」ではある)が、僕はこの意見を一番もっともらしいと感じた。研究室は多かれ少なかれ自分の将来を決定するだろうが、それはいま不可知の事柄である。研究生活を何年か経て初めて、自分がした選択に正否を見出すのだろう。「パスカルの賭け」に似たことかもしれない。ある選択肢を正しいと信じ、行動することで何らかの結論を得る。もし自分の判断が誤りだったとしても、行動を経た自分にはその結果以外の有益な産物が少なくとも1つ残る。例えば研究を通して身についた科学的思考法であったり、その領域に関する深い知識であったり。
どの研究室で過ごすにせよ、仕事(学生としての基本的な本分)を忠実に遂行することが最も賢明な手段であると今は考えている。あと一か月以内には研究室が決定するだろうから、その後はしばらく専門科目の復習に時間を充てたい。夏に工学系研究科の院試が控えているためである。
もちろん学業だけの大学生活では味気ないから、長期休暇には少し東京を離れて旅をするつもりでいる。どこに行くかはあまり深く考えていないけれども。

2016年の終わりにこの投稿を読むとき、これから1年自分がとる行動をおおむね肯定できるよう、尽力したい。

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